韓国は自然科学より工学を重んじる傾向がありまして、かなり高いレベルの大学でありながらも工学部はしっかりしているけれど理学部はない場合があります。それで、やむを得ずある大学の工学部へ進学はしたものの、自分が大学で学びたかったことと大学の学科で教わることとの乖離感は自分にとってとても耐え難いものでした。 そのように彷徨い続け、自分が学びたかった化学を学ぶにはどうすれば良いかについて悩み続けた末に、留学を考え出しました。そして、留学先は自分が高校時代から独学で勉強していた日本語を活かそうと思い、日本にしました。

この学校を選んだのは、自分が日本留学について色々と調べていた時に一番大きな助けを頂いた日本留学斡旋をしてくれる留学院の院長からのお勧めだったからです。

やはり10―6とHクラスの皆が記憶に残ります。ほぼ全員が互いにそれなりいい関係を維持し、卒業が近づいた頃には皆でお酒を飲みに行くこともありました。望んでいたことをやり遂げて早めに学校をやめた人たちも忘れていません。先生たちともいずれまた東京に行ったら是非お会いしたいと思います。

台湾、香港の友達がたくさんできました。2か国しかないのはHクラスの国籍バリエーションが乏しかったせいでもありますが(笑)。

現在九州大学理学部化学科に所属しています。大学卒業後、帰国するかここの大学院に進学するかはまだ決めていません。